読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

沖縄の半島から

20年間住んだ東京から沖縄へ移住。南国と海を愛するトラベラー。

EOS80Dのカタログが好き。写真の魅力について考える。

f:id:okinawa_peninsula:20170113220320j:plain

そろそろデジタル一眼レフカメラを買い換えようとしています。

以前買ったのがもう10年前。いかんせんもう時効とわかりつつ、最近は旅行にも便利なハイスペックなコンパクトデジタルカメラCanon G7X)を愛用していたため、重たく古い一眼レフは放置していました。

ところが沖縄に移住して、この時をもっとちゃんと残しておきたいと思うシーンが増えるようになり、カメラのスペックの限界を感じたので買い替えを決意しました。

買い替え候補CanonNikonの一眼レフです。色々と口コミ情報やカタログを入手していたところ、Canonのカタログが非常にターゲット層のわかりやすい作りで、カタログを見ているだけで面白かったので紹介したいと思います。

私はかつてメーカーのマーケティング部門に所属しており、カタログの制作担当をしていたことも6年間ほどありました。だからこそ、メーカーのマーケティング戦略の現れであるカタログを見ることに人一倍面白みを感じるのかもしれません。

 

カタログ左からEOS KissX7i、EOS8000D、EOS80Dと徐々にスペックも価格も上がっていきます。KissX7iはランキングでも人気商品で価格もお求め安いのですが、カタログがお子様の写真オンリーといっても過言ではない構成です。まさにパパママのためのカメラ。

そして、真ん中の8000Dが、わたせせいぞうさんのイラストが表紙です。カメラのカタログでまさかのイラストの表紙!!わたせせいぞうさんは、確かに現在40代後半〜50代の方の青春時代にブレイクしたアーテイストだと思いますので、その世代を狙っているということでしょうか。少し子育ても落ち着いたお父さん世代といった想定でしょう。

そして一番右側が、EOS80D、キューバの踊り子の写真です。

この写真が、いわゆるピントがバリバリに合った、彩度もパキパキで背景が美しくボケたような写真ではなく、なんとも艶っぽい、臨場感のあふれる、決まりすぎていない不思議な魅力のあふれた写真だと思い、カメラ屋さんで思わず手にとってしまったのですが、よくよくみると写真家の立木義活さんの撮影で、キューバ写真集といっても過言ではない、カメラの説明ページが少ない、カタログらしくないカタログでした。

f:id:okinawa_peninsula:20170113224306j:plain

オートフォーカスの性能が卓越した80Dの特徴を表すだけなら、飛ぶ鳥や運動会の写真や、犬の写真でも表現はできるはずですが、キューバという世界観を写真家の目で切り取った作品集を通して、カメラの性能を表現していく、といったカタログの構成には、やられてしまいました。このカメラを手にする人の憧れ、すなわち作品となる写真群をとってみたい、という欲求に写真家のセンスで応えているように感じます。

実際には、どんなにカメラのスペックが良くてもそれだけで人を惹きつける写真を撮れるわけではないし、このカメラよりももっと上の性能のものもあります。ものごとを切り取る感性、それこそが写真の魅力だと私は思いますが、このカメラはその入り口にあたる商品であり、このカタログはその魅力に迫ってみたい人に向けたものなのだろうと思います。

f:id:okinawa_peninsula:20170113224435j:plain

 

 

 

 

広告を非表示にする