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沖縄の半島から

20年間住んだ東京から沖縄へ移住。南国と海を愛するトラベラー。

東京カレンダーの綾の物語、苛々するけど東京女子の痛い姿かも

東京のこと

水川あさみさんの主演でドラマ化されるということで話題になっている東京カレンダーの綾の物語。連載当時は私もなぜか気になって見ていました。すごく見たいというわけではなくて、ちょっと呆れながらも気になってついクリックしまうという点で、同年代同性から見ると感心を抱かせる点があるのだと思います。

tokyo-calendar.jp

綾はステータスを求める地方出身の上京者で、就職後に苦労を重ねてひとつづつ都会のステータスの階段を登っていきます。住む街、外資系への転職、付き合う彼氏の年収、彼氏に連れて行ってもらうレストラン。その目的思考は明快でゆるぎなく、ただ階層を登ることだけに集中されています。

綾の話を読んでいると、ひと昔前に流行ったドラマの「やまとなでしこ」を私は思い出します。主演の松嶋菜々子さんが田舎の貧しい家から単身上京して美人CAとなり、結婚により高いステータスを手に入れるために手段を選ばず合コンを繰り返すラブコメディーです。

やまとなでしこ」の放送が2000年だったので、2017年になって17年もの歳月が流れても、都会でステータスのある結婚を望むというのは一定の割合で変わらない憧れとなっているのでしょう。もちろん時代背景は変わったので、職業とかはその時代のトレンドがありますが。

やまとなでしこも綾も、最終的には自分が飾らなくても良い相手との関係に落ち着くところでストーリーが終わります。綾は自分の仕事を貫いている点でやまとなでしことは異なるんですが、選んだ相手に関しては普遍的な流れになっています。

 

自分がどうしてこれを興味を持って見てしまうのだろうと考えると、ひとつは東京に住んでいた頃は、ステータスへの憧れが少なからず自分にもあったから、です。他人のうまくいった話があるのだとすれば、どんな人なのか、どうやったのか、それを覗いてみたいという下世話な好奇心。そして自分にもそんな風にもがいた時期があったなぁ、、、と半ば遠い目ですが、懐かしむ気持ちもあります。いくら自分は他人とは違うとは信じていても、真横で階段を駆け上がる友人を見るのは、なんとも言えない感覚がありました。

もうひとつは、滑稽だと思う気持ち。ふたつの話のヒロインが最後に気づくように、自分のそばにいる人はステータスだけでは計れないという点で、予定調和の水戸黄門を見るように納得したいのではないかと自分では思います。

 

私もかつては都会のステータスに憧れたひとりの女でしたが、気がつけば都会からドロップアウトして沖縄へと移住しました。それは自分の価値観の変化でもあるし、これからの人生への挑戦でもあります。

東京カレンダーの綾さんは40歳という年齢を前にして、急に自分をおばさん扱いして若い子に対して世代交代的な引退めいた発言をするのですが、、、、、私の希望を言えば続編では、地方か実家に移住したりしていて、また新たな人生のステージを発見する物語が見てみたい。 女が40歳で終わるみたいな価値観こそ、馬鹿げているなぁと、近くなってみて実感します。そんな発言をする人に限って本気で思っているんじゃなくて、多分、私って可愛くないからぁーーって人の気を引こうとしているぶりっ子みたいな感覚なんじゃないでしょうか。

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